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上地区社協福祉セミナーにて認知症講座が開催!!

令和5年11月26日(日)13:30-15:00まで上地区社協福祉セミナーにて認知症ステップアップ講座が開催されました。今回で3回目の企画で38名の方に参加していただきました。

今回のテーマは介護する家族の気持ちを知る:ステップアップ編part2で「介護への備えについて学ぶ」です。

 介護については避けたい苦労として捉えられがちですが、超高齢化社会において個人差はあれど認知症も含めて誰もが経験していく当然の出来事として考えていかなければなりません。ではどのようにして介護に備えていけば良いのか…。

 まず目を背けず考えていただきたいのは家族との関係です。これまでの親子関係、夫婦関係が介護には深く大きく影響を及ぼしていくと考えられます。そこには様々な物語があり「なかったことにはできない」実情もあるでしょう。その関係を修復、変えることができないまま介護に直面した時、感情が抑えられず、お互いぶつかり合ってしまいます。

そういう状況が続けば「望まれない結果」に陥ってしまいます。両者を繋ぐ第三者の早期介入が必要になりますので、相談できる人や場所を作っておくことが大切です。

 認知症介護の現実とも向き合う必要がありますので、ある調査からのアンケート結果や介護経験者からのアドバイスを基に、在宅介護していく上での必要な支援、介護者が望む地域の役割、介護者の身体的、精神的に負担になることは何か、介護家族の心理的なステップ等について学んでいただきました。

 最後にある調査からの結果でも「在宅で介護を受けたい」と望む割合が約40%だったことを踏まえて「在宅介護」が最善であるのか…について考えていただきました。

「できる限り家で看たい」という思いに希望を持つことで頑張れる介護もあると思います。また、その希望を持ち続けることで追い詰められていく介護があるのも事実だと思います。

大切なことは地域で暮らすことを「在宅」という形態にこだわり過ぎないことです。

施設での生活や病院での療養であっても地域で暮らすという認識を持つべきだと思うのです。固定観念に捉われず認知症のステージや家族介護の状況に合わせて「安心できる居場所」を選択していくことも必要な考え方と思います。

★講座後のアンケート結果が↓添付されています。ご覧ください。


R5.11.26上地区社協講座アンケート
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