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認知症ケア向上研修が開催

平成29年2月22日(水)18:15~19:45まで。気仙沼保健福祉事務所主催の認知症ケア向上研修が3部構成で開催されました(30名の方が参加)。 地域包括ケアシステム構築の中で施設やグループホームに求められている役割について確認し、地域に根差した社会資源であることを振り返る機会にすること。また事業所としての留意事項について学び、認知症ケアの向上を図ることを目的にした研修でした。 ★第1部では「地域包括ケアにおいて求められる役割」についての講義がありました(県保健福祉事務所成人・高齢班 渡部氏)。 『地域で暮らしていくことは、朝に会ったら挨拶し、ゴミ捨ての時に会えば声をかけ、回覧板を回しながら立ち話し、料理や野菜のお裾分けをしたり、町内会の行事に参加したり、夕方に会えば挨拶をする…』このような何気ない人と人とのつながりの積み重ねが暮らしやすい地域を作っていくのだと改めて認識できました。 ★第2部では「認知症の人と家族の会宮城県支部気仙沼のつどい」からの活動発足経緯と介護する家族の思いについて講義がありました(代表 柏木氏)。... 「当時は今のように介護サービスが充実しておらず、相談できる人もいなく、認知症介護に悩み、苦しみ、うつ病になってしまったが、いま振り返ると義母の介護を通していろいろなことを教えてもらったことに気づいた。介護は大変だったけど今は愛しさと感謝の気持ちでいっぱい…」と話してくれました。 ★そして第3部の「認知症ケア向上のために専門職として求められること」についての講義をJFK遠藤で担当させていただきました。 ご本人、家族、施設、病院、地域がそれぞれに求めていることは何か…。また、認知症ケアの専門職に求められる考え方について「5つの大切なこと」を交えて話してきました。 「人と人との関係性の中で成り立つ仕事」だからこそ『悩む』『考える』『葛藤する』ことに覚悟を持ち続けなければならばいと思っています。そして、そういう世界で仕事していることに自信を持つ人が増えれば、介護が「魅力ある仕事」として伝わるのではないでしょうか。

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